変革への挑戦それが上田八木短資のDNA 取締役社長 上田 晶平

MESSAGE メッセージ

上田八木短資株式会社は、2018(平成30)年6月に創業満100年を迎えました。
これもひとえに、これまで長年にわたってお取引いただいてきたお客様や関係各位の皆様の
温かいご支援、ご指導、ご鞭撻の賜物であり、弊社一同、こころより御礼申し上げます。
弊社は次の100年に向けて、新たな一歩を踏み出しました。
弊社一同、創業当時の志を受け継ぎつつ「変革への挑戦」にも取り組みながら、
短期金融市場の益々の発展のために今後とも不断の努力を重ねて参ります。

100年間に亘り業界をリードし、
現在の短期金融市場を作ってきたのは当社であると
自負しています。

当社は1918年(大正7年)の創業以来、金融機関の資金融通を行う短期金融市場において、日本の金融・経済の安定・発展に貢献してきました。こうした公共性の高い業務を行う短資会社は、明治の終わりから大正時代にかけて数多く存在していましたが、金融環境の変化により淘汰が進み、現在では当社を含め3社のみとなっています。私は8代目の社長となりますが、この100年の間、創業者を含め7人の先達が金融恐慌や戦争、金融政策の変化など、様々な荒波を乗り越えて今日まで会社および短資業界を発展させてきました。その間、常に顧客の真のニーズを汲み取り、新たなサービスをいち早く生み出すことで、業界のリーダーとして短期金融市場を作り上げてきたと考えています。

この100年、
新しいことに次々とチャレンジしてきました。
変革に挑戦する精神が私たちには宿っています。

創業者の上田要が創業当時から大切にしてきた言葉に「報本反始」があります。これは、自分は社会や周囲の人があってこそ存在しているのだから、その恩に報いるということ。そして、常に創業時の理念に立ち返って考え、物事を判断すること。つまり、顧客や社会に対して、貢献できることは何かを考え抜き、貢献できるのであれば失敗を恐れずにチャレンジする。変革に挑戦する精神が当社のDNAとして全社員に息づいています。

私たちは短期金融市場において
誰にも負けない専門性と情報力を持った
スペシャリスト集団です。

上田八木短資の強みは3つあります。一つ目は顧客からの信頼。100年の長きに亘って培ってきた信頼に基づく強固な顧客基盤を持っています。二つ目は専門性。短期金融市場の専門家として多彩な提案ができます。三つ目は対応力。社会や金融環境の変化が激しい中で、顧客ニーズの変化や多様化に柔軟かつ迅速に対応できます。そして、それを支えるのは人材、社員です。当社では社員一人ひとりが、正しく、清廉に、誠実に顧客に対応する“正”“清”“誠”の「三セイ主義」を行動規範としたうえで、潜在的な顧客ニーズまでも見つけ出すチャレンジを惜しまない、短期金融市場のスペシャリストとしての自覚を持って業務に当たっています。

いい意味で中小企業。
一人ひとりの社員を見ながら、
それぞれが活躍できる環境づくりを心がけています。

人材が要の会社ですから社内のコミュニケーション、風通しのよさを大事にしています。新たな価値を生み出すカギは現場にあることが多く、営業の最前線にいる若い社員が多くの情報を持っています。それを各部署運営や会社経営に活かすためには、上司や経営者が若い社員を見守り、よく話を聞き、部下の気づきを引き出すことが重要。当社では創業時からそういった社風があり、社員食堂では社員と役員が一緒に昼食を取りながら話をしたり、社長である私も社員と同じフロアで机を並べて常に近くにいるようにしています。また、プライベートの充実があってこその仕事の充実。社員数150人ほどの会社なので、一律の制度ではなく、社員一人ひとりのニーズに合わせたサポートで働きやすい環境を整えています。

「CHANGE」「CHALLENGE」「CHANCE」を
キーワードに、次の100年へ向けて加速します。

短期金融市場の発展を導いた当社の創業理念を基に、顧客の信頼・期待に応えていくことは今後もこれまでの100年と変わりません。しかしながら、これからの時代はブロックチェーン技術の進展による決済手段の多様化や、AIの進化など、我々を取り巻く事業環境が大きく変化していくと考えられます。そうした中でも一段の飛躍を目指し、3つの”C”、「CHANGE」「CHALLENGE」「CHANCE」をキーワードに変革への挑戦を続け、次の100年にスピード感を持って突き進んでいきます。

上田八木短資株式会社 おかげさまで満100年 新たなステップへ